アカデミー賞受賞のサム・メンデス監督最新作「ジャーヘッド」の感想と作品紹介。

アメリカン・ビューティ」でアカデミー賞を総なめにしたサム・メンデス監督の最新作、「ジャーヘッド」の試写会に行ってきました。...というわけで、以下は感想と作品紹介です。
海兵隊員のベストセラー回顧録を映画化した「ジャーヘッド」は、「フルメタル・ジャケット」との類似点が指摘され、サム・メンデス監督が否定コメントを発表するに至った話題作だ。
しかし、だからといって、見る価値が全くないわけではない。
ジャーヘッド」は湾岸戦争を舞台にしている。こうしたテーマに「フルメタル・ジャケット」のような鬼軍曹や厳しい訓練シーンはつきものだし、「ジャーヘッド」を見終わった後に残る“もやもや感”にしても、主人公の兵士が感じたものだと思えば納得出来るかもしれない。
ジャーヘッド」は戦場へ送られながら、人を殺さずに戦争を終える兵士を描いたドラマだ。
若手演技派ジェイク・ギレンホールは、顔を真っ赤にし、青筋を立てて主人公を熱演している。
アカデミー賞最有力作品「ブロークバック・マウンテン」でブレイクした彼は、大作「バットマン」続編に参加が噂され、今最も注目されている俳優の1人だ。
彼とは対照的に、静の演技で存在感を際立たせているのがピーター・サースガードである。(ちなみに、彼はジェイクの姉で女優のマギー・ギレンホールと2003年から交際中。)
さらに、「アメリカン・ゴシック」で“リヴァー・フェニックスの再来”と称えられた子役ルーカス・ブラックがたくましく成長した姿も見所の1つだ。
彼は、東京が舞台になっていることでも話題のヒット・シリーズ最新作「ワイルド・スピード3(The Fast and the Furious: Tokyo Drift)」(2006)で主演することが決定している。
映画ファンなら要チェックの若手俳優が結集した2月11日公開、「ジャーヘッド」公式サイトはこちら(※音が出ます)。』
私は本作でピーター・サースガードがお気に入り俳優の1人になりました。ところで...ジェイクがグルミット似だと思うのは私だけ?