CSIの2人の解雇は"TVのため"

honeywest2004-07-21

ソースはhttp://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/3905871.stm
CBSの社長がJorja Fox(ジョージャ・フォックス)とGeorge Eads(ジョージ・イーズ)の解雇の正当性を主張した。(関連記事)
CBSネットワークの社長Leslie Moonves(写真右下)は"Jorja FoxとGeorge Eadsの解雇は、契約下においてもギャラ・アップを要求する俳優の傾向を終わらせるものだ。契約は契約。我々はTVビジネスの将来を考えなくてはならない。」とコメントした。
彼らは1エピソード当たり$100,000のギャラ・アップを要求し、第5シーズンの撮影初日に現場に現れなかったため、2年の契約を残して契約を打ち切られた。Moonvesはこう付け加える。"彼らはギャラ・アップを要求した。それは契約上必要ないのに、彼らの弁護士は彼らが現場に現れないことで我々に間接的に脅しをかけた。"
共演者のMarg Helgenberger(マージ・ヘルゲンバーガー)とWilliam Petersen(ウィリアム・ピーターセン)も撮影を"病欠"したが、彼らはすでに他の共演者よりもかなり多くのギャラを貰っているため、彼らの欠席は、偶然が重なったものだと見られている。
Helgenbergerは1エピソード当たり$200,000、Petersonはexecutive producerの仕事も兼ねて$500,000のギャラを貰っている。共演者のPaul Guilfoyle(ポール・ギルフォイル)とGary Dourdan(ゲイリー・ドーダン)は解雇された2人とギャラのランクが同じで同様にギャラ・アップを求めていたが、彼らは今シーズンの出演回数を増やすことで適正な昇給を受け入れたという。
Jorja FoxとGeorge Eadsの代役はまだ決まっていないが、現在交渉中で、すでに出来上がっていた脚本は修正されるという。Eric Szmanda(エリック・ズマンダ)とPaul Guilfoyleが演じる役の比重が大きくなる可能性もあるという。また、新シーズンからラボの助手として出演するReiko Aylesworth(レイコ・エイルスワース)の起用は彼らの解雇前から決まっており、この件とは関係ないという。
昨年のこの時期、人気シットコム"Everybody Loves Raymond(邦題:Hey!レイモンド)"の現場にBrad Garrett(ブラッド・ギャレット)が現れず撮影が遅れ、彼のギャラが希望額に達すると現場にやってくるということがあった。
今年のエミー賞にもノミネートされた"Sopranos"に主演するJames Gandolfiniもまたギャラ・アップを要求し、法廷闘争に発展した結果解決し、シリーズは現在も続行している。
また、CBSは20の支局で、Janet Jacksonジャネット・ジャクソン)の胸が映ったスーパーボウルのライブで$550,000という巨額の罰金を課せられる危機に直面している。CBSはこの事件を教訓にして、ニュースやスポーツ番組以外の生番組では5秒遅らせて放送することをTelevision Critics Associationに報告した。
"CSI"は全米No.1視聴率を誇り、この秋には2つ目のスピンオフ"CSI: NY"が放送される。