Beastie Boys

マイクD(Mike D/Mike Diamond:写真右)
1966年11月20日生まれ、ニューヨーク出身。ラップ/ドラム担当。
グランド・ロイヤルの設立者であり、X-LARGEの元共同出資者。
サイド・プロジェクトはサーストン・ムーアとのパズルド・パンサーズ、メアリーズ・ダニッシュのクリス・ワグナーらとのラッチ・ブラザーズなど。
カントリー・マイクとしてソロ・アルバム"Country Mike's Greatest Hits"もリリースしている。
妻は"CB4"や"ガンクレイジー"の監督でも知られる映像作家のタムラ・デイヴィス
キング・アドロック(The King Ad-Rock/Adam Horovitz:写真中央)
1966年10月31日生まれ、ニュージャージー州サウスオレンジ出身。ラップ/ギター担当。
サイド・プロジェクトはベーシストとして参加したDFL、エイマリー・スミスとのBS 2000など。
父親イスラエルホロヴィッツは脚本家。それが縁で"Lost Angels"他4本の映画に出演した。
MCA(MCA/Adam Yauch:写真左)
1964年8月5日生まれ、ニューヨーク出身。ラップ/ベース担当。
チベタン・フリーダム・コンサートの主催者であり、ミラレパ基金の設立者でもある。
サイド・プロジェクトは、スイスからやってきた映像作家という設定のナサニエル・ホーンブロウワー(1994年のMTVビデオ・ミュージック・アワードに乱入)の他、インディ時代のデフ・ジャムからジェイ"バーズティ"バーネットとのコラボレイト・シングル"Drum Machine"を発表している。

彼らは裕福な中流ユダヤ人家庭に育ち、10代だった80年代初頭からNYのアンダーグラウンド・パンクに関わるようになった。1981年にNYでバンドを結成。当初はハードコア・パンク・グループだった。当時はドラマーのKate SchellenbachとギターのJohn Berry(ジョン・ベリー)がいて、NYのアンダーグラウンドのクラブなどで演奏していた。
1983年初めにSchellenbachとBerryがバンドを去り、ハードコア・グループYoung and the Useless(ヤング・アンド・ザ・ユースレス)にいたHorovitzが加入する。Schellenbachはクールなガールズ・バンドLuscious Jackson(ルシャス・ジャクソン)に、BerryはThwigに加入する。円満な脱退だったようで、Luscious Jacksonは後にグランド・ロイヤルからデビューしている。
大ヒット曲"Fight for Your Right (To Party)"を収録した1986年のデビュー・アルバム"Licensed to Ill"が7週No. 1の大ヒットとなる。このアルバムはラップ・アルバムとして初めてのNo.1で、同時にアーバン・チャートでも2位となった。"Licensed to Ill"はコロンビア・レコードの歴史において最も迅速に売り上げを伸ばしたデビュー・アルバムとなり、80年代ヒップ・ホップ作品の中で初めて500万枚を超えるセールスを記録した。
1989年2枚目のアルバム"Paul's Boutique」は、最高位がNo.14止まりだったが批評家の絶賛を受け最終的にミリオン・セールスを記録。
1992年3枚目のアルバム「Check Your Head"リリース。 ドラムにマイクD、ベースにMCA、ギターにアドロックを配したこの作品では、生楽器との組み合わせが復活を果たす。"ソー・ワァッチャ・ウォント"のヒットなどでダブル・プラチナ・ディスクを獲得。
1994年4枚目のアルバムで"Sabotage""Sure Shot"のヒットを収録した"Ill Communication"が初登場No. 1。同時にポップ・アルバム・チャートのNo.1も獲得した。 スパイク・ジョーンズが監督した70年代刑事ドラマ風のビデオ"Sabotage"はMTV Video Music AwardsのVideo of the Year、Best Group Video、Breakthrough Video、Best DirectionとViewer's Choiceなどの5部門にノミネートされ、同曲でグラミー賞のBest Hard Rock Performanceにもノミネートされた。
1998年7月に3週No.1となった5枚目のアルバム"Hello Nasty"は、僅か1週間で約70万枚を売り上げ、イギリス、ドイツ、オーストラリア、オランダ、ニュージーランドスウェーデンの各国で初登場1位に、またカナダと日本では2位、そしてオーストリア、スイス、アイルランド、ベルギー、フィンランド、フランス、イスラエルの各国でトップ10入りを果たし、400万枚以上を売り上げた。このアルバムからのヒット曲"Intergalactic"のビデオは日本の特撮映画にヒントを得て作られており、東京新宿の地下の駅構内で歌っているカットもある。
またBeastie Boysは、1998年8月末Prodigyプロディジー)に女性に対する暴力を助長するとして"Smack My Bitch Up"をReading Festivalで歌わないよう申し入れるが、Prodigyに「彼らは他の人々の表現の自由を尊重すべきだ」と言われ断られたり、チャリティ・コンサートを主催したりする社会派な一面もある。もちろんブッシュ政権イラク攻撃にも反対している。
Beastie Boysはhip-hop、punk、electronic rockなどをミックスしたジャンルにとらわれない音作りでalternative、rock、hip-hopシーンなどで幅広く成功を収めている。彼らは今夏来日し、8月6日は大阪で、7日は東京でライブの予定。

公式サイトでのニューアルバム収録曲の人気投票の中間発表は以下の通り。
1. Ch-Check It Out   319 9.25%
2. Right Right Now Now 258 7.48%
3. 3 The Hard Way    207 6.01%
4. Time To Build    163 4.73%
5. Rhyme The Rhyme Well 300 8.70%
6. Triple Trouble    382 11.08%
7. Hey Fuck You     225 6.53%
8. Oh Word? 247 7.17%
9. That's It That's All 163 4.73%
10. All Life Styles 138 4.00%
11. Shazam! 149 4.32%
12. An Open Letter To NYC 410 11.89%
13. Crawlspace 185 5.37%
14. The Brouhaha 201 5.83%
15. We Got The 100 2.90%