英伝説のバンド、ジョイ・ディヴィジョンのイアン・カーティス伝記映画、注目のキャスティングが決定!【キャストの画像つき】


イギリスで今もなお根強い人気を誇る伝説のバンド、ジョイ・ディヴィジョンのヴォーカリストイアン・カーティスの伝記映画「Control」のキャスティングが明らかになった。
イギリスの音楽誌NMEなどによると、注目されていたカーティス役は、無名の俳優サム・ライリー

彼と不倫していたベルギー人女性アニック役は、「Downfall」に出演した女優アレクサンドラ・マリア・ララに決定した。

彼女は、2005年にドイツのタブロイド誌ビルドが選ぶ「50人の最も美しいドイツ人」No.1に選ばれた注目女優で、ルーマニア生まれだが、主にドイツで活動している。
カーティスの妻デボラ役には、以前発表されたとおり、オスカーにノミネートされたこともある実力派女優サマンサ・モートンが扮する。

「Control」は、デボラが書いた回顧録「Touching From A Distance」をベースとして脚本が書かれている。彼女は、本作の共同製作者としてもクレジットされるという。
デペッシュ・モードニルヴァーナU2のPVやジャケットのアートワークを手がけた著名写真家アントン・コービンが、本作を監督する。
本作で初めてのサウンドトラックを手がけるニュー・オーダーは、新曲やジョイ・ディヴィジョン時代の名曲を再録音して収録する予定だと報じられている

イアン・カーティスは、1980年5月18日に自宅の台所で首吊り自殺した。第一発見者は妻だった。
ドラッグ問題、持病だったてんかんの発作や妻と不倫女性との関係に悩んだ、などと憶測されたが、自殺の理由は永遠の謎となっている。
残されたメンバーは、ニュー・オーダーと名前を変え、現在ジョイ・ディヴィジョン以上の成功を収めている。
ロックとダンス・ビートを融合させたニュー・オーダーの代表曲「ブルー・マンデー」では、彼の死を知らされた日のメンバーの心境が綴られている。

クローサー

クローサー

ジョイ・ディヴィジョンは、イアンの死後に高く評価されました。これは彼の自殺を予感させる内容のラスト・アルバムでUKロック史に燦然と輝く名盤「クローサー」。
Touching from a Distance: Ian Curtis and Joy Division

Touching from a Distance: Ian Curtis and Joy Division

「Control」の原作本。