Wet Wet Wet

Wet Wet Wetは1986年、スコットランドグラスゴーのクライドバンクの高校の友人4人によって結成。バンド名はScritti Polittiスクリッティ・ポリッティ)の歌に由来する。
メンバーはMarti Pellow (vocals, born Mark McLaughlin in 1965)、Tommy Cunningham (drums, born 1964)、Graeme Clark (bass, born 1966)、Neil Mitchell (guitar, born 1965)。
1987年初めにリリースされた彼らのファースト・シングル"Wishing I Was Lucky" は全英No.6となり、同曲を収録したアルバム「Popped In Souled Out」はNo.1を記録した。このアルバムからは他に"Sweet Little Mystery" "Temptation" "Angel Eyes (Home and Away)のヒットが生まれ、彼らの人気を決定付けた。彼らはルックスもよかったためアイドル的人気も得たが、Martiのソウルフルな歌声のためにブルー・アイド・ソウルDaryl Hall and John Oatesホール&オーツThe Style Council スタイル・カウンシルのように白人の歌うソウルという意味)と呼ばれるジャンルに属した。
1988年チャリティでリリースしたBeatlesのカバー"With a Little Help From My Friends" で初の全英No.1 を獲得。89年9月にはグラスゴーでの野外コンサートで75000人を集め、イギリスの国民的バンドの仲間入りを果たした。92年1月にシングル"Goodnight Girl"で再び全英No.1を得て、直後に発売されたアルバム「High on the Happy Side」は初登場No.1となる。同年11月にはクラシックの殿堂、ロイヤル・アルバート・ホールでオーケストラと共演した。
映画"Four Weddings and a Funeral"のサウンドトラック収録のTroggs(ザ・トロッグス)のカバー"Love Is All Around" は14週連続No.1という全英チャートの記録を更新する大ヒットとなり、世界的にも大ヒットした。ここで彼らはキャリアのピークを迎えた。
CunninghamがSleeping Giantsを結成するためにバンドを去り、まもなくPellowがドラッグ問題やソロ活動に集中するために脱退すると、残されたメンバーは1999年に解散を余儀なくされた。