6月25日に「いろんな顔のスーパーマン。誰が次の鉄の男?Brendan Fraserはケープを付けることが出来るか?」という題で、スーパーマン5の候補者を批評する特集記事が組まれた。

Nicolas Cageに関する記述が的を得て面白い。
誰がふさわしいかのアンケートと写真付きソースはhttp://www.msnbc.msn.com/id/5270489
世界的に有名なスーパー・ヒーローのキャスティングが難航している。私生活でもヒーローの前スーパーマン、Christopher Reeve(クリストファー・リーヴ)と比較されること、役のイメージが固定してしまうことなどの理由から敬遠されるのだ。もし過去の俳優から選べるのなら誠実なキャラクターのGregory Peck(グレゴリー・ペック)やユーモアのセンスがあるCary Grant(ケーリー・グラント)だが、今なら... 。

Tom Welling(トム・ウェリング)
代表作:人気TVシリーズ"Smallville(邦題:ヤング・スーパーマン)"の青年時代のクラーク・ケント
Is he super?→スーパー・ボーイには適しているが、鉄の男には若すぎる。可愛すぎる。
David Boreanaz(デヴィッド・ボレアナズ)
代表作:人気TVシリーズ"Buffy the Vampire Slayer(邦題:バフィー〜恋する十字架〜)"と"Angel(邦題:エンジェル)"でのヴァンパイア、Angel役
Is he super?→今のところ演じている役の幅が狭い。繊細なタフガイという彼のイメージはSupermanというよりBatmanバットマン)に近い。
Paul Walker(ポール・ウォーカー)
代表作:Vin Diesel(ヴィン・ディーゼル)と共演した映画"The Fast and the Furious(邦題:ワイルド・スピード)"
Is he super?→なぜ彼が候補に挙がったのか分からない。昨年Superman役をオファーされたが断り、ブレット・ラトナー監督も降板。Supermanファンにとってはいいニュース。
Josh Hartnett(ジョシュ・ハートネット)
代表作:映画"40 Days and 40 Nights"
Is he super?→残念ながら、Paul Walker同様昨年オファーを断ったので実現不可能。
Jim Caviezel(ジム・カヴィーゼル)
代表作:Mel Gibson(メル・ギブソン)監督の映画"The Passion of the Christ(邦題:パッション)"のキリスト役。
Is he super?→Caviezelは恐らくSuperman役を上手く演じることが出来るが、キリストのイメージが強すぎる。
Nicolas Cage(ニコラス・ケイジ)
代表作:繊細な演技を見せた"Adaptation(邦題:アダプテーション)"、ヒット・アクション"Face/Off(フェイス・オフ)"や"Con Air(コン・エアー)"など
Is he super?→彼は素晴しい俳優だが、彼の目は常に疲れが見える。それは"Vampire's Kiss"のような映画の役では役立つが、Supermanは睡眠不足で今すぐにでもパニック状態に陥るように見えてはいけない。
Patrick Warburton(パトリック・ウォーバートン)
代表作:人気TVシリーズ"Seinfeld(邦題:隣のサインフェルド)"のDavid Puddy役 (1995-1998)。
Is he super?→最近American ExpressのCMでSupermanの声をやっているが、彼の演技ではなく、その面白いキャラクターが災いしてSupermanのシリアスなストーリーに真実味を持たせられないため不適格。
Ashton Kutcher(アシュトン・カッチャー)
代表作:TVドラマ"That 70s Show"やMTVのドッキリ番組"Punk’d(パンクト)"。Demi Moore(デミ・ムーア)の恋人。
Is he super?→頼むよ。鉄の男は、2000年のVinnie Barbarinoより価値がある! (注:Vinnie Barbarinoは、1975-1979のTVシリーズ"Welcome Back, Kotter"でJohn Travolta(ジョン・トラボルタ)が演じた役。キャラクター時計が発売されるなどアイドル的人気があった。Ashtonに髪型が似てる。)
Brendan Fraser(ブレンダン・フレーザー)
代表作:映画"The Mummy(邦題:ハムナプトラ)"シリーズ、"George of the Jungle(邦題:ジャングル・ジョージ)"
Is he super?→初めはFraserのほとんどの役が頭空っぽでコミカルなものだったので、我々は懐疑的だった。しかし彼の個性を生かす適正な監督と脚本があれば、FraserはSupermanになれる。Fraserのキャラクターでは戦いでパンチをくらわすのが想像し難いかもしれないが、彼はギアを切り替えて、皆が納得できるクラーク・ケントのような真面目なキャラも演じることができるだろう。
Henry Cavill(ヘンリー・カビル)
代表作:映画"The Count of Monte Cristo(邦題:モンテクリスト伯)"のちょい役。
Is he super?→彼はまだ21歳。身体的にはSuperman役に適しているが、キャリアが浅く役者としての能力に不安が残る。
Jason Behr(ジェイソン・ベア)
代表作:人気TVシリーズ"Roswell(邦題:ロズウエル〜星の恋人達)"の人間とエイリアンのハーフMax役。
Is he super?→30歳なのに見た目が若すぎるし、もっと増量して筋肉をつけることが必要。
Jude Law(ジュード・ロウ)
代表作:アカデミー賞にノミネートされた映画"Cold Mountain(邦題:コールド・マウンテン)"や"The Talented Mr. Ripley(邦題:リプリー)"
Is he super? →彼は非常によい俳優なので、Supermanも演じることが出来るだろう。そして彼の次回作"Sky Captain and the World of Tomorrow"の役を考慮すると彼がpopcorn thrillerを嫌っていないことが分かる。しかしこの役は彼の演技力を制限してしまうので、引き受けないだろう。