スーパーマン俳優のジンクス

なぜこのような大作、そして皆が憧れるヒーロー、スーパーマン役を次々に断る俳優がいたのか...それはいわゆるスーパーマンのジンクスを嫌ったからであろう。スーパーマンを演じた俳優は、全員そのイメージから脱却できず、大成していないのだ。特にスーパーマン関連で不運に見舞われたのは以下の3人であろう。
1952〜57年のTVシリーズ"Adventures of Superman"でスーパーマンを演じ人気を博したGeorge Reeves(ジョージ・リーヴス)は、その後の不遇を嘆き1959年6月16日ハリウッドの自宅で拳銃自殺している。しかし彼は複数の銃弾を浴びていたため、今日まで自殺か他殺かの論争があるという。
1978年の映画版"Superman(スーパーマン)"に主演したChristopher Reeve(クリストファー・リーヴ)は1995年5月27日、馬術競技大会のクロスカントリー障害で落馬して脊椎を損傷、半身不随となった。現在も車椅子で芸能活動を続けている。
またこの映画でロイス・レインを演じて注目された美女Margot Kidder(マーゴット・キダー)は、1990年に自動車事故に遭い、2年間働くことができず破産している。その後自分の夫に殺されるという妄想を抱き、家出をして近年までホームレス生活をしていた。レイプされかけたこともあったという。ようやく最近は精神の病は回復し仕事も再開しているが、やつれた印象は否めない。
今回のオーディションで選ばれた俳優がこのジンクスを打ち破ってくれることを願わずにいられない。